タイ初めての貧乏バンコク旅行だったのにアゲハ店長と安心して遊べた!
3月、卒業旅行で初めてのバンコクへ。基本的に貧乏旅行の7日間。
噂に聞いていたパッポンのゴーゴーに感動し連日飲みに行ってしまった。
ビール1本で2時間粘ると言う暴挙は、店員たちの冷ややかな視線との
戦いの日々でもあった
最後の夜、またパッポンかと思っていたが、Aが『タニヤ行ってみない?』
連日ナナやソイカウボーイやパッポン通りのゴーゴーバーへまっしぐらで、タニヤ通りすら見てなかったので
『いいね。行ってみよう』通り抜けるだけの軽い気持ちでタニヤへ向かった。
この通りもまさに別世界、大量の日本語のネオン、歩いているのはほとんど日本人。
通りの両サイドにいる客引きのオネェちゃんたちから“おいでおいで“と
甘い手招きを受ける。通りを観察しながら歩いていると、客引きのオッサンや
オバちゃんがどんどん寄ってきて自分の店に誘おうとする。
『ドコイク?ノム?オンナイルヨ』片言の日本語は、危険な顛末を連想させる。
初めての街、初めての通り、自然と体が萎縮していたのもあるだろうが、
余計に不安が頭をよぎる。
もうすぐ通りの出口と言うところで、流暢な日本語で話しかけられた。
『この後お決まりですか。もう一軒いかがですか?』
「え?」
ちょっと安心したような、逆に用心しないといけないような。
若干疑心暗鬼気味になってしまったようだが、この機会に話を聞いてみようと思った。
タニヤとはどんなところ?お店の料金やシステムは?などなど。
そして軽く世間話
多少、怪し気ではあるが基本的には良い人のようだ。
『カラオケ店の中に見たことないんですよね。せっかくだから。
どんなところか覗いてみます?ひな壇とか可愛い子が並んでますよ。』
すごく興味をそそられたが、正直怖い。中に入ると屈強な男たちに囲まれ・・・
などと危険な場面を想像してしまう。しかし、エロへの興味に勝るものなし。
「ぼくら、お金ないので本当に見るだけですよ。いいんですか。」
『いいですよ。また今度バンコクに来たときに遊んで行ってくださいよ。』
最後のバンコクの夜のせっかくの提案なので、これを断る手はない。
こちらのお店のマネージャーさんに付いてお店へお邪魔させてもらった。
仲間の一人が「タイキャバクラ?日本のキャバクラみたいですね」
ボクはキャバクラも知らないので何とも言えなかったので
完全なる異空間に迷い込んだ状態となった。
『これが社会人の世界か!』
そう思うと来月からの会社勤めに多少なりとも光が灯った気がした。
『女の子はこちらですよ』引き連れられてフロントの奥へ通された。
薄暗かったスペースが照明で明るく照らされると同時に女の子たちが
一斉にスタンドアップ。一瞬のことでちょっとびっくりしてしまった。
これは壮観な眺めとしか言い様がない。みんな若くて可愛い。
もちろん僕らも若いのだが女子高生みたいなのもチラリホラリと。
タイの夜産業は年齢制限もあるし、お店もIDチェックしてるというから、
間違いはないのだろうが・・・とにかく若い。
昨日まで遊んでたゴーゴーバーのオネェちゃんとは、違う雰囲気の女の子達。
この景色は確かにすごいのだが、女の子全員がこちらに視線を向けている。
人生でこんなに女の子に注目されることなんかめったにないよ。
なんだか気恥ずかしくて、つい下を向いてニヤけてしまった。
「ヤベェ〜、顔上げられなくなった・・・」
結構ウブな自分に気がついた瞬間だった。
「ありがとうございました。いい経験ができました。」
『またいつでも遊びに来てくださいね。』
いやぁ、あれを見るだけでも行った甲斐があったというものだ。
興奮しすぎたせいかちょっと小腹が空いたので近くのマックで腹ごしらえ。
「どうする。今日最後だぞ。」個々の希望と各々の財布の6者会議を開始。
我々には金もなければ時間もないのだ。有意義な最後の夜を。
「あの。すみません。セットで1時間だけ良いですか?」
『あれ、戻ってきたの?良いですよ。どうぞ、』
ボク以外の二人は、あの短い間に気になる子を見つけていたようで
どうしても行きたいと言って聞かなかったのだ、
バンコクで夜遊ぶことに慣れた人ならともかく、ボクらみたいな初心者は、
どうしても怖さがある。
日本人がいるというだけでも安心だし、こちらのマネージャーさんは嫌な顔せず最後まで
面倒見てくれて本当に感謝しています。もしあそこで会わなかったら、
恐らく最後の夜もゴーゴーでした。
と言うことで最後の夜、
タイキャバクラという名の、タニヤカラオケでおもいっきり楽しめました!
(卒業旅行の学生)