アゲハのメニューでは「魚を食って血液サラサラにしてボッキ力を上げろ!」と上に書かれたページに控えめに掲載されている「小エビ唐揚げ」。100バーツという価格が目立つように強調されている。”タニヤの日本人向けカラオケ店で、エビの唐揚げが100バーツ!? (たった300円くらい)だ”と驚きながら、物は試しに注文してみた。
しばらくして、ボーイが運んできた現物を見ると、日本の小エビに比べて、一匹一匹のサイズが大きく、また数も多いのでボリュームがある。「小エビ」と書かれていたので、日本でエビピラフやかき揚げに入っているような小さいエビだと思っていたのだが、コレで100バーツは激安だ! 日本では絶対無理な価格設定。エビが安いタイだからこそ、こんな激安価格で提供できるのだろう。アゲハのメニューで、あまり目立たないように控えめに掲載されているのは、あまり注文されたくない、利益率が高くないメニューだからなのでは?などと勘繰ってしまう。
肝心の味のほうは、外はサクサク、なかのエビはシットリとジューシーで、冷めても美味しい。タイで「マナオ」と呼ばれる、カボスのような付け合わせの柑橘類を、レモンのように搾ってから食べると、爽やかな酸味と醬油味の味付けと一緒に、エビ肉の甘味も感じられ、ビールのツマミ(アテ)に最適だ。大きなエビと違って、エビの皮も薄く柔らかいので、頭と尻尾を取れば、胴体の部分は殻ごと食べることができる。
エビの殻にはキチン・キトサンという成分が含まれている。キチン・キトサンには、コレステロール値を下げる効果、脂肪の蓄積を防ぐ効果、高血圧を予防する効果、免疫力を高める効果、解毒効果がある。そのため、キチン・キトサンは健康食品の原料としても普及しており、キチン・キトサンの配合商品には、厚生労働省からの特定保健用食品(トクホ)として認可されているものもあるくらいだ。
タイの女の子もエビが大好きなので、一緒にカラオケを楽しみながら、ビールのツマミ(アテ)として注文するのにもオススメ。かき揚げみたいに、頭と尻尾を取って、胴体の部分をパリパリ殻ごと、食べても旨い!!