ブタ生姜焼きって無性に食べたくなる日がないだろうか?俺の場合、仕事で疲れてて、腹も減ってて…みたいな時、ブタ生姜焼きが堪らなく欲しくなる。
もう、そうなったら、仕事も手につかなくなる。湯気の立つ熱々のブタ生姜焼き。タレと絡め、こちらもホカホカのご飯と一緒にかき込む…う~ん、限界だ!
本当は残業をもっとする筈だったが、途中で切り上げて、アゲハに直行。ここは、本当に俺好みのブタ生姜焼きを出してくれるのだ。
ビールをぐび~っと飲み、ブタ生姜焼きを待つ。この間、女の子との会話にも集中できない。
「お待たせしました!」
やって来たブタ生姜焼き…美しい!
湯気がしっかりと立ち、タレで豚肉がテカテカと光る。ピーマンの緑、焦げ目がついた玉ねぎの茶色、上に乗った細切りネギの白。見事なバランスだ。
早速、豚肉に手を伸ばす。タレが効いていて、柔らくて旨い!
実は、この店、黒ブタを使っているのだ!
黒ブタは普通のブタより、脂質の割合が低く、筋肉繊維が細かい。その上、ブタ肉にありがちな独特の匂いもない。
アゲハのブタ生姜焼きが、他の店の物とは全然違うのは当たり前だ。
まずは生姜焼きだけで味わった後、一緒に注文しておいたライスセットに注意を向ける。
このライスセットがまた素晴らしい!ご飯はちゃんと日本米を使っているし、みそ汁も具沢山でこれだけでご飯が進む。これに沢庵まで付いてくるのだから贅沢だ。
生姜焼きをご飯の上にのせ、人目を気にせず、書きこむ。
う~ん、日本人に生まれて良かった!
こういう日本式の食べ方を、マナーが悪いとか言ってる欧米人や、それにおもねる外国人気どりの日本人にバカ野郎と言いたくなるね。
もともとは西洋から来た料理らしいが、向こうでは生姜などは使ってないそうだから、それをこんな風に完成させたのは日本だろう。
トンカツにしろ、オムライスにしろ、先人たちの知恵工夫には頭が下がる。
今日も美味しい生姜焼き、ご馳走様!